かくれぬらり

2.5次元の妄想。情報やレポはありません。感想と散文です。

末っ子反抗期

20周年を機に V6の岡田君は自らの反抗期体験をよく語ってくれる。岡田君は「アイドルである自分」「年下扱いするメンバー」に対し憤っていた時期があったようである。

 

程度の差こそあれ、どのグループでも年下のメンバーは経験する現象ではないかと思うが、SMAPの末っ子である慎吾君は、V6の末っ子岡田君のような反抗期はなかったように思う。

もちろん慎吾君も中居君に対しトゲトゲしていた時期はあったが、それは「アイドル」や「年下扱い」への反抗ではなく、敢えて言うなら少々あざとい中居君の仕事のやり方への反抗であった気がする。

で、慎吾君の反抗期がなかった理由の1つは、中居君が割と意識して慎吾君を年下扱いしなかったからだと思うのだ。

 

デビュー当初はお互いの年齢も相まって兄弟のように仲が良かった2人だが、20歳を過ぎた頃から中居君はどこか甘かった関係を断ち切ったし、30歳を過ぎた頃位から意識して年下扱いをしないように努力していると思う。

いつからか「慎吾」と呼び捨てにしていたのが、「香取さん」になったのは大きな出来事だったなと思う。

が、これはあくまで「対外的に」である。この対外的な対応と、中居君の内面での慎吾君のイメージのギャップの大きさって尋常じゃない振り幅になってしまっているのではないだろうかと先日のビストロを見て思った。

 

岡田君は反抗期中に三宅健君から「アイドルであることに誇りをもってほしい」と言われたという。1つしか年齢が変わらない岡田君にその言葉をかける勇気も、その言葉をずっと覚えている岡田君もとても素敵だと思う。このエピソードを読んで思い出したけれど、V6さんが好きになりかけの頃に「ちゃんと会話をしているグループなのだな」と思った。大事な事も、大事ではないことも。

 

中居君という人は、いつでもSMAPのバランスや、イメージを模索して調整してくれる人だけど、だからこそ、もう少し、対外的な対応と内面のギャップを埋めたらどうだろうか?! もっとメンバーと話をすればいいんじゃないかな?20年後も、俺の中の慎吾は40年前で止まっているとか言っていたら、それはやっぱり、切ない