かくれぬらり

2.5次元の妄想。情報やレポはありません。感想と散文です。

昭和61年生まれのジャニーズ雑感 その2

つづきです


そんな我々が自分のお金でCDを買える高校生になり、向かった先はそれぞれですが、私が興味をもったのはいわゆる「ロキノン系」でした。当時はロキノン系という言葉がなかった気がする…と思って調べたところ、ロッキン・オン・ジャパンフェスが始まったのは2000年とのこと。高校2年(2002年)の夏に行った思い出があるので、黎明期だったのだな。


ここでジャニーズに傾倒するという選択肢もあったはずなのだが、私の知る限り周りにはそういう子はいなかったのです。かといってロキノン系や洋楽に傾倒したからと言って「ジャニーズなんてだめだ」という人も少なかった。おそらく我々昭和61年生まれは、Jポップが最後に盛り上がった時代に思春期ど真ん中を過ごしたから「あれもこれも好き」という状況に慣れているんではないだろうか?あくまで「ジャニーズ」は好きな物のうちの1つであり、傾倒するものではないというか。

そしてもう1つ考えたんですが、我々初代金田一少年の事件簿(95-97)観賞世代にとっての圧倒的カリスマでありアイドルって、堂本剛君だったのです。そんな剛君が「溺愛ロジック」でソロビューしたのって2002年、我々高2。なんとなく彼が「アイドル」に少ししんどい姿勢をみせていたのって、我々に影響を与えているのではないんじゃないかなーって思ったりします。その姿勢が少し寂しかったし、「自分達も大人にならないとな」と思ったような気もします。



そして番外編
突然だけどこれをどうぞ

■ROOKIES:森田まさのり:新連載
ONE PIECE尾田栄一郎
世紀末リーダー伝たけし!島袋光年
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-:和月伸宏
■明稜帝梧桐勢十郎:かずはじめ
花さか天使テンテンくん小栗かずまた
■I"s<アイズ>:桂正和
■BOY:梅澤春人
封神演義藤崎竜
■COWA!:鳥山明
地獄先生ぬ〜べ〜真倉翔岡野剛
遊戯王高橋和希
こちら葛飾区亀有公園前派出所秋本治
■WILD HALF:浅美裕子
ジョジョの奇妙な冒険荒木飛呂彦
画-ROW水元昭嗣
■きりん:八神健:最終回


これはですね、我々が中2の読んでいた1998年の少年ジャンプの連載一覧です。1996年まではスラムダンクも連載していました。終わった頃にるろ剣封神演義が押されだして、その後ワンピースとハンターが連載開始したんですね。ちなみに夕方にドラゴンボール幽遊白書のアニメ再放送がやっていて、夜はスラムダンクのアニメやっていました。なんかこの頃のラインナップって、ほんのりオタクよりじゃないでしょうか?前も少し書いた事があるのですが、ジャニーズにはまるのと少年漫画にはまるのって似ていると思うのです。特に思春期の女子にとっては。「自分たちのいる世界とは違う世界にいる人達」に憧れるわけです。そうです、薄々感じていたんですが、私の世代、ジャニオタより2次オタが多いのではないでしょうか?なんとなく現在につながる2次オタっぽさって私たち少し上の世代によるもので、私たちが思春期の頃には大分確立されていたような気がします(調べた。腐女子という言葉は2000年頃から使われだしたらしい。2chの開設は1999年。)。

ちなみにポケモン赤緑の発売が1996年で、ファイナルファンタジー7の発売は1997年。



読んでたジャンプのラインナップがちょうどオタっぽくて2次オタっぽさが確立されはじめていて、ゲームが目覚ましい発展を遂げて、中2の頃にメジャーなビジュアル系が躍動、Jポップが最後の盛り上がりをみせ、高校入学とともにロキノン系が台頭と、ちょうど成長に従って色々な道が用意されていたため、ジャニオタが極端に少ない世代…それが昭和61年生まれなんではないでしょうか?