SUPER Very bestの感想その1 「彼らの20年後について。」
なんだか、私、今、SUPER Very bestにをきっかけに、再びV6にはまっている…。
恐るべきマナーの良さで、全然 SUPER Very bestについての感想が出て来ませんが、私はそろそろ他の人の感想が読みたい!え、皆胸にとどめているの…?とどめたまま吐き出さないつもりなの…?
内容にがっつりは触れないけど、あまりネタバレには配慮していないAB盤の感想をちょこちょこ書いていきたいと思います。割と暗いです。まずは「彼らの20年後について。」
SMAP沼が実家の私ですが、この2グループの在り方は本当に違うと常日頃思っていたので、今回も考えさせられました。
SMAPが、「くじけそうでも拳をあげろ皆が迷わぬように」と歌うのに対し、V6は「ユラユラ流れていこうぜ」と歌う。
比べることに何の意味もないけれど、私が受ける印象としては、「グループの存続」に関してより積極的なのは、ツンデレ派のSMAPなのです。20年後も彼らは現役で活動を続ける気満々だし、そのビジョンも見据えていると思う。彼らがビジネスライクにふるまうのも、数字や結果にこだわるのも、すべてはグループの存続のためという印象を受ける。
そして、ツンデレ派の方が、過去の問題や、グループの危機など、いわゆる「タブー」についての話をぶっこんでくる印象がある。
20周年に出演したプロフェッショナルにおいてSMAPは、森君の脱退、稲垣さん、草薙さんの謹慎の話に積極的に触れていった。そこまでさらけだしてくれるからこそ、ファンへの信頼も、5人のどろどろとした絆も痛いほどに感じたし、これから先も5人はずっと走り続けるのだろうと思えた。「普段はギスギスしているけど、SMAPを愛しているし、ここぞという時にはその絆を感じることができる」これがSMAPの基本の魅せ方だ。そう、ツンデレ。
それに対して、V6のA盤におけるメンバーの1人1人のインタビューは、見ていて苦しくなった。なんだか優しすぎて。
多分、V6にも「タブー」はたくさんあるし、本当の危機もたくさんあったと思うのだ。でも、そこには全員触れない。そういう優しさでできているグループだから、そこをえぐってまでグループを存続させたくはないのだろう。もしかしたら、話すほどのことは本当にないのかもしれないけども。
そして今回B盤においてV6のメンバーが「グループの20年後」をぼんやりとしか描けない感じ、想像がつかない感じにも苦しくなってしまった。そして、「この人達は、いつか、終わりがきてしまうのかもしれないグループなのだ。」と思った。
私はV6に「いつか来る終わり」を見ている。だからこそ、今の6人の姿にとても心動かされる。
なんでこんなにアンニュイな感じの感想になったのか本当に自分でも理解できないが、画面の中で6人がとにかく幸せそうにしているので、いつかは終わってしまうかもしれないけれど、少しでも長くこの6人で居てほしいなと思ったのです。
20周年では最年少の岡田君が一番ちゃんと言葉にしてくれている気がする。
「僕を変えてくれた人、優しさを教えてくれた人」
…そんな人達と、少しでも長く一緒に居てくれればいいなと思ったのでした。