Sexy ZoneとSMAPと
私常々「SMAPはドラゴンボール」で「嵐はワンピース」だと思っております。
超簡単に言うと、ドラゴンボールは、「一番強くなろうと思って駆け抜けていたら、気が付いたら仲間が出来ていた」という漫画で、ワンピースは「目的を達成するために一番大事なのは仲間だ」という漫画だと思っています。
SMAPはエンターテイメントのためなら死にものぐるいです。ベストのエンターテイメントを常に提供するために、時には個人の感情を殺す事ができます。それでも、絶対に「一番」が欲しい集団がSMAPなのです。私はそのギラギラ感が大好きです。
嵐は時に、エンターテイメントよりも個人の感情を尊重する優しさをもっていると思います。時に個人の感情によって前進が止まったとしても、積み重ねた信頼でまた次に進む事ができる強さをもっています。
ちなみに嵐のグループとしての在り方はV6の系譜だと感じていて、派閥がどうとかではなく、現在のジャニーズグループの在り方は「SMAPライン」と「V6ライン」に分類されると感じております。
この2つのラインの大きな違いは、「一番を目指すか、目指さないのか」という違いだと思うのです。「ナンバーワン」を目指すか「オンリーワン」を目指すか。
嵐というグループは、オンリーワンを目指していたら、気がつけばナンバーワンになったグループだと思っています。
そして、知れば知るほどセクゾンさんは「SMAPライン」だと思う日々です。
そのカラーを作っているのはセクゾンの上2人、中島健人君と菊池風磨君で、彼らは時代錯誤なくらい「絶対に一番になりたいこと」を公言する人達で、「ナンバーワン」を目指してギラギラしています。焦ったり、模索したり、グループを引っ張ろうともがいて、時に空回っている姿が、本当に「昔の2TOP」を彷彿とさせます。で、その上2人の情熱に、下の3人も答えようとしているところも。まさに今のセクゾンは「ブレイク前のSMAP」を見ているようです。
そんな上2人(ふまけん)ですが、追いかけて数週間で、関係性が劇的に変わったようです。雑誌のインタビューによると8月25日に風磨君が健人君のソロコンを見に行ったのがきっかけらしいのですが、その後におそらく何らかの話合いをしたのでしょう。2人は口をきかない時期もあり、何か関係性を突破しないとダメだと感じていた、更には個人での力不足も感じていて「グループ」として協力して「1番」を目指す事にしたようです。
さて、8月16日にSMAPの報道を受け、風磨君は「生身でお仕事をさせていただいた最後の後輩になるかもしれないので、魂を受け継いでいきたい」とインタビューに答えています。この後、8月25日に健人君のソロコンを見に行ったのは、偶然ではないと、私は感じています。
こんなことを書くのは本当におこがましいのですが、もうなくなるであろう「派閥」で言えば、彼らはもしかしたら本当に最後の後輩です。
そのことを誇りに思ってほしい、そして、彼らの中に、私は、SMAPの「魂」を感じます。そんな彼らに先輩達を全部追い抜いて、「ナンバーワン」に、なってほしい。
そんなわけで、Sexy Zoneの「よびすて」初回Bを買いました。
CD買うの久しぶりだけど、だって、なんだか彼らががんばっているので
追記:
雑誌で中島健人君が、「仕事でぼこぼこになっても、スーパーサイヤ人気取っていた、サイヤ人って、瀕死の状態まで傷つけられると更に強くなるから、自分もどんどん成長すると思っていた」という趣旨のことを語っていました。やっぱりセクゾンさんも、(というか健人君が)、君はドラゴンボール。