かくれぬらり

2.5次元の妄想。情報やレポはありません。感想と散文です。

相方の重要性

オリスタ様のインタビューを読んで思った事

 

 

Kinkiの2人が現れ、スター街道を暴進していった時、当時のジュニアはかなり動揺したというエピソードはよく聞く。

 

井ノ原君がかつて少クラで語っていたが、「SMAPがデビューして、次は俺達がと思っていたら、ポーンとkinkiの2人が現れて、関西から来て、かわいくて、名字同じで、兄弟っぽく売り出してって、そんなの売れるに決まってるじゃん!俺たちやべーぞ!」と思ったらしい。この表現が的確すぎて、若かりし日の井ノ原君の観察能力の高さを感じずにはいられない。この表現で1つ印象的なのが、Kinkiの2人の「関係性」が「売れる要因になる」とジュニアが気付いていた事である。

これをジュニアに、もしかしたら運営にも気付かせた事って、ジャニーズに全体にとっても大きな出来事なのではないだろうか?

 

そして、Kinkiをきっかけに「相方」「コンビ」そして「シンメ」の存在の重要性を認識したジュニアにとって、誰とも馴染まないけど抜群のセンスをもつ森田剛と、社長の超お気に入りっぽく入所した三宅健が急接近して友情を深めていったのって、脅威を感じる出来事だったんじゃないのかなーと思う。井ノ原君が「剛健がきた」と表現してたけど、見た目とキャラクターはKinkiばりに「売れそうな2人組」だ。

  

そうして剛健もデビューしていった。今では◯◯コンビという名称や、自らのシンメについて語るのは当たり前のことだ。でもそれを当たり前にしたのはこの2組のインパクトによってなのだろうと思う。 踊りや歌は、自分の努力でどうにでもなる。でも、コンビは、シンメは自分の力ではどうにもならない。Kinkiと剛健は唯一無二の相方を見つけることの重要性というものをジュニアの文化に植え付けたんだろうな、と思いました。