かくれぬらり

2.5次元の妄想。情報やレポはありません。感想と散文です。

センターについて考える

V6の20周年を楽しむために、今はせっせとトニセンのネクジェネを聞く。その中で面白かった話

デビューから6666日目だけれど、今までで印象に残っている1日は?という質問に、イノッチは「結成して間もない頃、6人でダンスを見に行った時、剛が遅刻(結果ドタキャン)したのを皆で待っていた事」と答え「遅刻した剛を、5人で待つっていうのが、V6っぽいなと思った」と続けた。
剛くんって、V6の中でも1番パブリックイメージと本当の性格にギャップがあるんじゃないか?と思うんだけど、結構イノッチはコンサートのMCとかで、パブリックイメージに近い「森田剛」像を押すなぁと思っていた。カリスマヤカラ傍若無人キャラ的なw


でもこの答えを聞いて、イノッチは特に深く考えないで思いついたことを答えた風だっただけに、イノッチにとってのセンターは剛くんだし、イノッチの中での揺るぎない森田剛像があるんだなぁと思った。「遅刻した剛を、5人で待つっていうのが、V6っぽい」って中々深い。


剛君は明確にV6のセンターなのか?という疑問は新規ファンの私にとってまだまだ謎である。そもそもセンターってなんだ?って話なんだけど、グループ内でも人気がある人、その人の発言や行動にフォーカスが一番当てられる人、最後に決める人?
新規ファンとしてV6のDVDを見た感想の1つに「剛君が映る頻度が多い」があった。これはブイファンの方にも聞きたいんだけど、多いよね?健君をおっかけていると、あんまりカメラに抜かれない…と思っていたんだけど、実はかといって岡田君が抜かれているわけではなく、6人いるなかでダントツで剛君が映ることが多いという事実に気付いた。剛君て、もちろん顔はものすごく整っているし華もあるけれど、例えば長瀬君、堂本剛君、中居君のような他のグループのセンターの傾向とは異なり、いわゆる少年漫画の主人公顔ではないし、タイプも違う人だと思う。自ら壊している部分は多いにあるけれど、一番イメージにあうステレオタイプは、「校舎の裏で捨て猫にえさをあげている不良」っていうヒーローの友達で人気投票したら主人公抜かして1位になっちゃうみたいなタイプだなーと思う。つまり決して陽のタイプではないんだけれど、集団の中にいるとひと際目立つ、眼が離せない人。実はそういうタイプがグループのセンターにいるのってとても珍しいんじゃないかなと思う。そしてなんとなくV6のメンバーもスタッフも、剛君に「センターであってくれ」といつも叫んでいるような印象。


ちなみにSMAPのセンターは木村君。
前も少し書いたけれど、剛君と木村君は似ているところがあると思う。
2人とも「リーダー」ではなく「エース」。

木村君って本当にすごい。最近のだとスマ進、昔のだとフレンドパークとか見るとしみじみと感じるのだけど、彼は「木村拓哉」と「SMAPのセンター」を背負っているプレッシャーから絶対に逃げないし、必ず結果を出す。しかも中居君は(特に昔は)木村君にえげつなくプレッシャーをかけているけども、木村君は絶対にそれに答えてくれている。

個人的に好きな木村君の映像は、昔のすまの罰ゲームでつよぽんと木村君が富士山に登頂したやつです。体力があり余り、かわいくはしゃぎまくる木村さんにつよぽんが愕然としながら「あの人おかしいよ…」とつぶやく。「こういうことの繰り返しで、SMAPの下2人(つよぽんと慎吾)は木村さんへの尊敬と恐れを深めていったんだな…」と思う良い映像。世間的には木村さんってよくSMAPから離れなかったなと思われることもあるだろうけど、この映像を見ると、「よくみんな木村さんについていったな…w」と思います。



この映像が、なぜか私のナンバーワン木村さん映像なんだけど、もしも剛君のナンバーワン映像をご存知の方、どうぞ教えてください…



とはいえ他のメンバーはある程度「グループに生かされている」という意識をもっていただろうけれど、剛君と木村君は若いころはあまりそういう意識はなかったのではないかなと思う。
本当の本当に、この2人は20代前半で、よくグループを辞めなかったなと思う。…それはそれぞれが「グループに救われる」経験をしたからだと思うのだけれど。うまく言えないのだけれど、こんなにも自由が好きな彼らを引き止めることができたグループって本当にすごいグループだなと思っている。




追記:
木村君って、世間のイメージの「キムタク」と、スマファンの抱く「木村さん」のイメージがだいぶ乖離しているんですよね。木村さんってものすごくすごい人なんだけど、いい意味で変わっているところがあると思うんです。上記のマイ木村さんナンバーワン映像は、その「良い意味で変わっている」部分ををちょうど良いバランスで伝えている気がして好きなんです。

剛君は私まだ、多分パブリックイメージに近いほうで見ている気がするんですよね。

タイプで考えると剛君に一番近いのは大野君な気がします。大野君という人は、翔君潤君という圧倒的に華がある2人と一緒でも、舞台に立てば絶対に眼が離せない人だと思います。例えば健君や潤君みたいに事務所からすごく大切にされているわけではないけれど、才能を認められて尊重されている感じ。…あれ、もしかして木村さんもそんな感じだったのかしら?