かくれぬらり

2.5次元の妄想。情報やレポはありません。感想と散文です。

デビュー秘話について 1

去年明かされた剛健デビューエピソードについて



エピソードは、健君がV6に内定した時、ジャニーさんに剛君は入らないと聞いて「じゃあやりたくない」と言い、結果剛君が入る事になったというもの。

この「じゃあやりたくない」という1言がものすごいストーリー性をもっていてすごい。
この1言によって現在のV6の原型が走りだし、どれほど多くの人の運命を変えたかと思うと恐ろしくもある。


まずはそもそもですが、グループを作る際にこのような打診が中心メンバーにされることがあるという事実が驚きでした。つまり「グループにおける中心メンバーとみなされている人は、ある程度他メンバーの決定権があるのか?」と。
まあでもそれは普通に考えたらありえることですよね。男の子だって、女子ほどではなくても、ある程度仲間意識をもてる人たちでグループを組みたいと思うはず。嵐とかほかのグループもどうだったんだろうと思ってしまいました。



このメンバー打診についてだけれど、逆はともかく、剛君には健君がいてよかったなと思う。それは木村君には吾郎ちゃんがいてよかったなと思う感覚に似ている。グループにおける圧倒的センターという孤独なポジションと、「友情」を築ける人がいるのといないのとではグループの安定感は全然変わってくると思う。

剛君も木村君もグループのセンターだし、本人達が意識するしないに関わらず人に緊張を与えてしまうことのあるタイプだと思う。
そんな彼らの他人とのコミュニケーションの架け橋になったり、失敗したら遠慮なく突っ込めたりできる人ってなかなか貴重だと思うんですよね。健君も吾郎ちゃんも男性のヒエラルキー社会から不思議と外れた世界にいるからこそそういう役割ができると思うんですけども。


このエピソードを聞いて、実はvのメンバーは岡田君以外V6であることを勝ち取った人達なのだなと思った。坂本君は一年前位からグループができることを知っていたりとか、イノッチと長野君はお互いV6に内定が決まってるんじゃないかと腹の探り合いをしたり、長野君はジャニーさんに直談判しに行ったりと。そしてなんとなくあいまいな話を総合すると、よく聞くデビュー前のジュニアのオーディション時にバレーボールしたっていう場所は岡田君ただ一人を選びだすための場所だったんだよね?
トニセンはある程度志願してV6になり、剛健はお互いの存在に対し責任を負っていたと思うと、構成の複雑さにもかかわらずデビュー時からメンバーがかけていない貴重なグループである理由がなんとなくわかったような気がした。