かくれぬらり

2.5次元の妄想。情報やレポはありません。感想と散文です。

どうしてそんなに覚えているのか問題

 

木村君が初めて中居君に会った時の中居君の服装 「毒蛇みたいだった」

 

吾郎ちゃんが慎吾君に初めて会ったときの慎吾君の服装「オーバーオールで、にこちゃんマークのバッチをつけていた」

 

剛君が光一君と初めて会ったとき光一君の服装「眼鏡で細身のパンツでシャツの優等生みたいな格好」

 

ゴウ君が健君と初めて会った時の健君の服装「紫色の上下のシャカシャカのジャージで頭悪そうだった」

 

 

 

このジャニーズにおける定番の「初めてメンバーと会った時の服装」トークを聞くたびに思う。「どうしてそんなに覚えているのか!?」と。

 

私は友人と初めて会った時の友人の服装なんて、全く覚えていない。

いや、大人になってから出会った人なら少しは覚えているが、ジャニーズの面々は全員中学生くらいに出会っているのだ。男子中学生が他人の服装にことさら興味があるとは思えないし、更に言えば、彼らは「同じグループになる」という前提で出会っている訳ではなく、たくさん居るジュニアの1人として出会っている。そんな彼らがどうしてメンバーと初めて出会った時の服装を細かく覚えているのだろうか…といつも思うのである。

正直ジャニーズに入所する際に、「いつかデビューしたときに必ず聞かれるから、ジュニアと初めて会った時の服装は全員分覚えておけ」と言われているのではないかとすら考えてしまう。

 

まぁ実際はそんなこともなく、全員、単純に印象的だったのだろうなと思う。

 

たくさんいるジュニアの中でも、やはりデビュー組はジュニアの頃からタレント性があったのだろう。特別眼を惹いて、出会いが印象的だったからこそ、こんなにも覚えているのだろうと思う。

 

そして、デビュー後に、何度も思い出したからこそ、記憶が強固になっていった面もあるのだろう。何度もインタビューで聞かれただろうし、自ら思い出すことも多かったんだろう。

 

彼らが「メンバーと初めて出会った時」のことを話すとき、

周りの風景や、色彩まで、くっきりと覚えているであろうことを感じる。

そして、皆、少し幸せそうに、語ってくれる。

 

その瞬間から彼らの人生は変わったのだから、それは大事な思い出なのだろう。いつだって彼らが初めて出会ったときの思い出を聞く度、「運命」を感じてしまうのである。

 

 

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SMAPという物語

虚構はいつだって私を救ってくれる

 

 

1週間経ったら何か書こうと思っていた。

あんまりな出来事が過ぎてからの1週間、私はひたすら現実逃避していた。

現実逃避先は「THE LOAD OF THE RINGS」だ。

この映画が好きで、スペシャルエクステンディッドエディションという特別版のDVDまで持っている。

夜な夜な本編を見て、オーディオコメンタリーを見て、特別ディスクを見ていた。

 

「フィクション」はいつでも私を救ってくれる。

 

 

 

SMAPはいつでもフィクションの対象だった。

今回も、ヤ◯ーニュースでは恐ろしいほど記者による2次創作(ねつ造)が繰り広げられていた。古くからSMAPは女性関係、メンバーの関係性、グループの存続、(果ては宗教関係)において、世間の2次創作の対象になってきた。

思うのだけど、SMAPってもうすでにそのような対象だと思うのだ。

現実に生きて、悩んで、苦しんでいる人間だけど、

「神話」や「物語」の登場人物のように、人々から考察され、ねつ造され、2次創作される存在。

 

 

とはいえ今回はあまりにもひどかった。

映像を見たときは、もう無理だと思った。

どうしても受け入れられなかった。

 

実のところ社会人としてはよく見る光景だ。

尊敬する大好きな上司が、理不尽な会社の要求に対して頭を下げる。

そのときの諦めたような、「無」の顔。

本当によく見る光景だ。

 

でも、彼らはアイドルなのだ。私を何度も幸せにしてくれるヒーローなのだ。

彼らが傷つけられるなんて、私は絶対に受け入れられない。

 

そして、今回彼らを追い込んだのは、もしかしてファンだったのかもしれないという可能性も恐ろしかった。存続を望むファンの声により、彼らがあの場で、あんな表情をして立たざるを得なかったのだとしたら、どうしても私は耐えられない。

 

事務所を嫌悪するあまり、私は「アンチジャニーズに」なろうと思った。

このブログもtwitterもやめて、今後一切ジャニーズ事務所に関するものにお金を支払わないようにしようと思った。

 

そして、安らぎを求めて「THE ROAD OF THE RINGS」のフィクションの世界へと旅立った。

 

 

 

そんな気持ちをやんわりと変えてくれたのが、ネットで溢れた

木村拓哉タイムリープ説」だった。

 

説明しよう

 

 

これは、SMAPの解散を回避するため木村拓哉さんがタイムリープを繰り返している説だ。

今回の分岐点は2016年1月18日、解散を回避するため木村君は何度もタイムリープを繰り返し、現在はn回目のSMAP

 

何回もタイムリープしているから、木村君は歌も演技もうまいとか、森君の脱退はどうしても防げなかったとか、木村君がタイムリープする代償で中居君の歌唱力が失われているとか、様々な考察がネットには溢れ返った。

検索すればまとめが出てくるので、興味がある方はぜひ検索してみてほしい。

今なら素敵な映像も見れる。

一時グーグル検索に置いて「キムタク」の次の予測変換は「タイムリープ」になった。

 

 

 

私はこの説に飛びついた。

そして、読んで、笑っているうちに、徐々に今回の出来事が受け入れられてきたのだ。

 

どうしてこんなくだらない説で?

と思われる方もいるかもしれない。

 

 

 

まず、虚構はいつでも私を救ってくれる。

 

 

そして、この説はSMAPファンではない人達からでたものだ。

でも、決してSMAPを侮辱するようなものではない。

むしろSMAP愛に溢れている。

何十万ものユーザーがリツイートしている。それがなぜか救いになった。

 

 

そして、思うのだ。

この説が受け入れられている理由。

 

木村君は何度も何度もタイムリープをしてSMAPの解散を回避しようとした。それがあの会見につながっているこの説。

 

 

もちろん木村君はタイムリープなんてしていない。

でも、なぜか圧倒的にリアリティがあるのは、本当にそれくらいのドラマがあったからだと思うのだ。

 

木村君だけじゃない、メンバー全員が「タイムリープ」をするくらいの、葛藤と、選択と、交渉を余儀なくされ、何度も思い出を振り返り、そしてかけずり回って、あの場に立っていたと思うのだ。そしてSMAPを存続させることを選んでくれたのだ。

 

 

 

 

期せずして、私が見ていた「THE LOAD OF THE RINGS」の中盤、ボロボロになり、絶望的な状況で登場人物がこのような台詞を言う。

 

”Folk in those stories had lots of chances of turning back--only they didn't.  They kept on going because they were holding on to something

 

 

”there is a goodness in the world and its worth fighting for.”

 

 

英語も日本語も適当で申し訳ないが、だいたいこのような意味である。

 

“(偉大なる)物語の主人公達は何度も道を引き返すチャンスがあった、でも、彼らはそれをしなかった。彼らは進み続けた、なぜなら彼らには信じるものがあったからだ。”

“この世には尊いものがある。戦うに値するものが”

 

 

 

 SMAPという物語の主人公達は、道を引き返すチャンスがこれまでも何度もあった。

 

でも彼らは決して引き返さなかった。

 

 

 

そして今回も何か「戦うに値する尊いもの」のために戦って、もしかしたら今回は負けてしまったのかもしれない。でも、これからも進む事を選んでくれた。

それなら、私もずっと、彼らの偉大な物語を応援し続けたい。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに前述の台詞に置ける「goodness(尊いもの)」が具体的になんなのか、映画では名言はされていない。ただ劇中で彼らが戦うのは「freedom(自由)」と「friends(仲間)」のためだ。

 

 

 

 

いつかSMAPの5人が自由になる日を願って。

 

 

 

雑感

 

 

今「SMAP」がなくなるとは1ミリも思わず書いていますが、記事を読んだときの率直な感想は「なるほどなぁ」だった。SMAPがなくなることはないと思っていたけれど、この理由ならあり得るかもしれないと素直に思ったのだ。内側から壊れる事も、外部に潰されることもないだろうけど、「誰かのため」なら。27時間テレビで慎吾君が「解散しそうなことは3回くらいあった」と言っていたけれど、実は今までもこのような出来ごとは何度か発生していたのかもしれない。むしろ今までよく盲目的にこの理由に眼をつぶり、SMAPは解散しないと思いこんでいたものだ。そしてなんとなくSMAPかっこいいなぁ」と思った。状況がわかるわけもないしただの憶測だけど、彼らは1人の女性の為に戦っているのかなぁ。

 

そして年末の2TOPのスマショ訪問、東京は大雪とか世界が終わるとか言われてたけど、本当にこの伏線だと判明して少し笑ってしまった。STAYも、triangleのぎゅっスマも。危機になるとぎゅっと団結するSMAP、うん、今、ぎゅっとしている。だから確かに危機は起こっているのだろう。でもとりあえず2TOPがスマショ訪問して、ハイタッチ(CDTV)していたから大丈夫だ。 

 

私は木村君が初めて「SMAP」というグループ名を聞いたときの話が好きだ。

移動車の中で、木村君は「変な名前」と思ったけれど、その名前を告げてくれた人は、「絶対にこの名前は有名になる」と熱く語っていたという、それが、飯島さん?

 カーブを曲がりながら…とか細かく語っていたから、木村君にとっては何度も思い出した、大切な思い出なのだろうなと思った。

 

私はSMAPの皆が大好きだ。結婚しようとおじいさんになっても、中居君が、木村君が、吾郎ちゃんが、剛君が、慎吾君がずーっと幸せでいてくれればいいと思っている。

 

人生が交差する事なんてないけれど、SMAPが画面を通して伝えてくれる言葉は、ちゃんと受け止めていたいと思っている。

 

 

 

 今「SMAP」がなくなるとは1ミリも思わず、でも色々考えたので、愛を吐き出してみました

 

 

 追記:

2TOPのスマショ訪問、STAY、中居君ラジオにおける様々な示唆、突然の後輩曲祭り、そして昨日のキャプテンのワッツのメッセージ。

 

中居君のラジオの収録をどの程度とりだめているのかはわからないけど、年末の時点でSMAPは何かを覚悟していたわけです。特にスマショ訪問とSTAYは、ニュースが流れたときにファンが不安に思わないようにという明確な配慮を感じます。

 

 

彼らは20年以上、ずーっとファンのために駆け抜けてきました。

SMAPはファンを大事にするグループです。そんなSMAPが、「ファンが不安に思う」ことを分かった上で、「何か」をしようとしている。それって、相当な事情があると思うんです。

だからこそ、その「何か」を、私はファンとしてどうしても尊重したい。どうにかして彼らの願いをかなえてあげたい。

 

SMAPの音楽に、映像作品に、番組に、人生の様々な場面で私は勇気づけられ、笑顔をもらってきました。アイドルは、一方通行です。彼らが与えてくれる幸せ以上のものを、どうしたって私は彼らに返す事はできない。でも、今回はどうしても何かを返したい。

 

 

 

 

双子コーデ考察

私はアイドルの私服が大好きです。

 

なのでジャニーズ恒例の初詣写真を毎年ゆるく楽しみにしているのですが、今年はV6の双子と称される剛健がまさかの双子コーデで現れました

コーデの内訳は「白のざっくりタートル」と「黒っぽいコート」。

この白のタートルが、サイズ感もばっちり被っていて、相当似ています。なので「双子コーデ」っぽいのです。

 

このコーデは偶然なのかと騒がれていたのですが、

私は偶然ではない説を押したいと思います。笑

 

 

まず前提として健君は最近「白のタートル」をお気に入りでマッチさんのコンサートでも、wowowのリハでも着ていました。最近お気に入りかつ、思い入れのある「紅白歌合戦」に出場、しかもV6のメンバーのイノッチが「白」組の司会をするのです。

じゃあ「白」着ようかな…って、いかにも健君考えそうではないですか?

 

そして偶然ではない要因として、それくらい長い付き合いの剛君見抜けそうじゃないですか?そもそも星の数ほど服を持っているんだし、健君と被る可能性のある「白のタートル」というアイテムを着ること自体避けるんじゃないでしょうか?

 

 

なので白組優勝祈願をこめて、あえて剛健で「白」であわせた説を押したいと思います。いや、いくらなんでも36歳男性がお揃いとかする…??って思いますが、たまに想像の遥か上をぶっとんでいることがあると信じて。

 

 

 

 

…と、色々書いたけれど別に偶然でも全然ときめきます。

「白のざっくりタートル」っていう冬の女子のモテ服が偶然被る36歳男性って超ファンシーじゃないですか?偶然被っちゃって、楽屋でぎゃーってなって、更に偶然写真とられちゃう日で、ファンに「双子コーデ」とか言われちゃう剛健…それはそれで尊い。

 

 

紅白とジャニーズカウントダウン

あけましておめでとうございます

 

 

31日はスマショに2TOPが来店という信じがたいニュースからはじまった。

2TOPとは言うまでもなく、SMAPの年長組、木村中居コンビである。

2人が紅白前のプライベートタイムに、偶然(?)2人揃って来店したのである。

これはもう受け入れられない事実として、

これで大雪とかスマショは今年で終わりとかそもそも世界が終わるとか、

とにかく混乱の幕開けであった。

 

 

そんなわけで私は多少混乱した頭で紅白を見出したのですが、

結局のところ紅白よりジャニーズカウントダウンのほうが面白かった。

 

 

まず、V6には紅白に出るからにはせっかくだし、この1年大切に歌い続けた「Wait for You」を歌ってほしかったのである。紅白において、最新の曲を歌えないのは寂しい。

 

 

そして、結局のところ私はカウントダウンで皆がゆるっと、リラックスしている状態で歌っているのを見るのが、お酒を飲んでいる年末には幸せ〜なのだと思った。だから私は、紅白にジャニーズが過剰に出るのはやはり好きではないのかもしれない。ジャニーズには紅白よりも、ジャニーズカウントダウンを大切にしてほしい。

 

去年はカウントダウンがなかったから紅白のありがたさが身にしみたけど、そんなようなことを思った大晦日でした。

 

 

アイドルではじまったらアイドルで終わる

 

僕らの時代に、あっちゃん、たかみな、指原が登場した。

あっちゃんの発言があまりにも潔かったので覚え書き

 

 

あっちゃん「アイドルではじまったらアイドルで終わるんだよ

 

アイドルはずっと意識するなと思う」

 

 

 

指原「女優になりたいメンバーはアイドルって概念をはやく捨てたいものだと思っていました」

 

あっちゃん「辞めてから思った。あれ変わらないぞって。メディアの取り上げ方も「あっちゃんが」って、でもそれって嫌な事ではないなと思った

肩書きは「歌手」「役者」になっているけど、でも、アイドル」

 

たかみな「元AKB48って一生消えないんだよ」

 

 

あっちゃん「でも、それって嬉しくない?」

 

 

 

あっちゃんのこの揺るぎなさが好きだ。かっこいい。

 

 

「アイドル」ではじまったら、「アイドル」からは絶対に抜けられないと、私も思う。

 


haru-michi.hatenablog.com

世界が君に恋してる

三宅健君の美しさがとどまるところを知らない。

ファンじゃない人も、漫画家さんも、著名な方々も、そのビジュアルに驚嘆しているtweetをちらほら見かける。

 

2013年から、ゆるく応援している。ずっとずっとかわいいけれど、2015年は本当に素敵だった。「Wait for you」初披露のときも、24時間テレビで27時間起きていたときも、ストンプに取り組むときも、学校へ行こうで涙したときも、コンサート会場で見たときも、WOWOWの高画質な映像でも、露出の度に肌も髪も表情もパフォーマンスもどんどんかっこよく、美しくなっていっていく。

でも、そのWOWOWの映像よりも、FNS歌謡祭の健君は更にキラキラしていた。

こんなんで紅白どうなってしまうのか、恐ろしい。

 

 

FNS歌謡祭を見て改めて思ったけれど、V6って、どこか儚い雰囲気のあるグループだと思う。

彼ら自身も自らを「ビールの泡みたいに消えてなくなる事もできたのに」と歌うほど。

 

20周年の健君のビジュアルも儚い美しさだけれど、健君だけじゃなく、16日のFNS歌謡祭で「Wait for You」を踊る6人は、全員とてつもなく洗練されて、かっこよくて、そして儚かった。

大好きな歌を、大好きな6人が歌っている。とても幸せな映像なのに、どうしてこんなに儚いんだろう。

 

理由の1つはそろそろ20周年が終わるからだ。「Wait for You」は20周年ソングだから、紅白で披露しなければもしかしたら16日で最後のパフォーマンスかもしれないのだ。

 20周年、とても楽しかった。何度も何度も感動した。

終わってしまうのは寂しいけれど、なんとなく6人はもう前を向いているのだろうなーと思う。 

 

 また6人はそれぞれの旅に出て、パワーアップするのだろう。でも、また来年も何かV6として素敵な活躍をしてくれたらなと願わずにはいられない。

 

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